その便秘こそ大腸ガンの黄信号 医療は経済と連動して動いているようです。
1章 その便秘、放っておくとガンになる
(3)大腸ガン、これだけ知れば大丈夫
日本の経済が右肩上がりのときは日本人の平均寿命もぐんぐん伸びてきました。最近の経済の停滞に伴って平均寿命の伸びは見られなくなりました。むしろ少し落ちてきています。
国も企業も検診に対して十分なお金をかけられなくなってきています。
今世紀の早い時期に、大腸ガン死が日本人の死因ナンバーワンになるというのに、それを防ぐための対策はまるで進んでいません。それどころか、逆行しているとしか思えないのです。
たとえば、地方自治体レベルでの健康診断は今後中止の方向で検討されています。
まず、国が都道府県への補助金をストップさせました。東京都でいえば、市区に補助金が下りてこないのため、市区レベルでの健康診断は、すでに取りやめになっています。
以前は四〇歳を過ぎると、区役所から大腸ガン検診のすすめという通知が来ていたのですが、それをやめざるを得ない自治体が増えてきています。
また、形だけ検査が実施されいても、内容としては退歩しているケースもあります。
たとえば胃がん検診では、従来はバリウム造影で検査をしていましたが最近「ペプシノーゲン法」という血液の検査に変えているところがあります。検査内容としては、血液を採取してガンを早期発見するというふれこみなのですが、こんなに信頼性の低い検査をまともに導入しているのは日本ぐらいです。メリットは、費用が安いということくらいです。
予算の節約のために、納税者のリスクは高まるばかりです。
検診のコストパフォーマンスを調べた研究があります。病気になるよりも検診を受けた方が安上がりだというのです。
しかし、国や企業は検診に対して尻すぼみになってきています。
この不況の時代こそ、これからはますます自分の健康は自分で守ると言った考え方が必要になってくるでしょう。人類がガンの苦痛と恐怖から解放される日まではなんとか賢く生き延び無ければなりません。そのために、ガンの傾向と対策を立てましょう。
ガンの統計を見るときに、年齢と性別はもっとも大切な指標です。むだのない予防をするためにも利用されます。以前は40歳以上にガンが多かったのですが、だんだん若年齢化しているように思われます。
安全のために35歳以上は、ガンになり安い年齢だと考え、積極的に予防に努めてください。毎年のガン検診と、少なくとも5年に一度は人間ドック等で精密検査を受けていただきたいと思います。