その便秘こそ大腸ガンの黄信号 大腸ガンに限らず、ガンは早期発見と早期治療がなにより重要ですから、以上三つの症状が一つでもあった場合、すみやかに病院へ行くべきです。
2章 大腸ガンではぜったい死なない
(1)大腸ガンを100%予防する
腹痛だったら、激痛を起こして七転八倒してから初めて病院へ行くのではなく、ちょっと嫌な感じがしたり、違和感があったときに受診しておきましょう。
便通異常も、ひどくなる前の対処が望まれます。腸閉塞を起こしたりするとすぐ命に関わりますから、救急車による搬送されることになります。そうなる前に便秘や下痢を甘く見ず、早めに対応しましょう。
便の出血にしても、トイレットペーパーに血がにじむようでしたら、痔なのか血便なのか確認するためにも、すぐ診断を受けましょう。その程度で診察を受けておけば、トイレで大出血したり、貧血で倒れて病院に担ぎ込まれてくるようなことは起こらないのです。
もちろん、理想はこうした諸症状が出る前に検診を受けておくことです。
内視鏡検査を定期的に受けておきさえすれば、ガン化する前の大腸ポリープの段階で発見し、同時に切除もできてしまいます。ガン細胞があなたの腸の中で生まれる前に治療してしてしまうほうがいいに決まっています。
ただ、現状では定期的に大腸ガンの検査を受けている人は少なく、どうしても、症状が出てから病院へ行くという人が圧倒的です。そういう意味では、症状が早めに出たほうが大腸ガンは早期に見つかるわけですから、それはむしろ幸運とも考えられます。
私は、自分で作っているインターネットサイトで大腸ガンの相談室を開いています。
そこでもう二年以上質問を受けているのですが、最も多い相談事は「こんな症状があるのだが、大丈夫だろうか」というものです。大半は下血がある、腹痛がある、便秘があるという三パターンで、他の症状はごく少数です。
こういう場合、私は必ず「症状が一つあるのですから、ためらわずに検査をしましょう」と答えるようにしています。相談に来るほとんどの人は、大腸ガンの三大症状を知っているのですが、それにもかかわらず、症状はまだ一つだけだから、もう少し様子を見てもいいのではないかと考えているのです。
おそらく、「できれば検査は受けたくない。検査自体が怖いし、検査の結果も怖いから、検査は受けたくない」と思うのでしょう。
しかし、これはどうみても不合理な考え方です。こういう方たちは、症状が二つ揃ったら検査を受けるのでしょうか。それとも三つ揃うまでは絶対に重い腰を上げないとでも言うのでしょうか。いくつか揃うまで待っている間に大腸ガンになってしまうかもしれないし、たとえ症状が二つでも手遅れにならないという保証はどこにもないのです。
せっかく助かるチャンスが与えられたのに、みすみすそれを逃してしまうのは懸命ではありません。
不安な症状が出ても、くよくよしたりしないで、大腸ガンの検査を受ける絶好の機会を与えてくれたと感謝するぐらいの気持ちが必要でしょう。