その便秘こそ大腸ガンの黄信号 便潜血検査は、多くの方が経験されていると思いますが、実はあの簡単な検査にもコツがあるのです。
2章 大腸ガンではぜったい死なない
(1)大腸ガンを100%予防する
大腸内でポリープやガンから出血していた場合、必ずそのポリープなどに接して出てきた側の便にだけ血液が混じっていることになります。運悪く、その血液がついた面を検体として取ることができなければ、いくら調べても出血は確認できません。
だから、便潜血検査のために便から検体を取る場合、まず割り箸を用意して、便をぐるりと転がして全部の面の表面から万遍なく取るようにしてください。悪いのは、上になっている片面からだけ取ることです。
また、便潜血検査は1回法、2回法、3回法があり、だんだん精度が高くなっていきますが、判定方法は、そのうち一度でも出血があれば、残りが陰性でも「陽性」です。
本当は、3回法がいいのですが、検診に十分お金が取れない場合は仕方がなく、2回法や1回法を実施します。
この判定方法を知ってか知らずか、こういうことをやる医者がいます。1回法で陽性が出た人に、「再検査をしましょう」わざわざ、同じ検査を再検査するのです。すでに1回で陽性と出ているにもかかわらずです。本来、検診で陽性になった人は大腸内視鏡、もしくはバリウム検査をするのがふつうです。
再検査で出血がないと「問題ないですね」というのです。ガンの出血は常時出るわけではありません。たまにしか出ないのを上手に見つけようとする検査が便潜血検査です。異常があっても異常がなくなるまで検査をしていたのでは、見つかるガンも見つかりません。
医者として大切なのは、患者をその場で安心させることではなく、本当に深刻な事態が起きないよう万全の注意を払うことだと思います。