その便秘こそ大腸ガンの黄信号 日本人の三大死因は、ガン・心疾患・脳血管障害です。
1章 その便秘、放っておくとガンになる
(1)汚れた腸が便秘と大腸ガンの原因だった
この三つの病気で亡くなる人は、年間約58万人(平成11年『人口動態統計』)にのぼります。年間の死亡者数が約98万人ですから、三大疾病で死亡する人の割合は、日本人全体の死者の約六割ということになります。
日本人の死因のトップはガンで、その数は約29万人。以下、心疾患が約15万人、脳血管障害が14万人という順になっています。
ガンで亡くなる人の割合は、死亡者数全体の約30%を占めていますから、日本人の3人に一人近くがガンで亡くなっている計算になります。
ガンという病気の怖さは、死亡の数が多いこともさることながら、他の病気と比べると死亡の年齢は若く、働き盛りの生命を否応なく奪うケースもあることです。
ガンによる死者の増加率は、高齢化のスピードを凌ぐ勢いで増えています。
一九八〇年には約一六万人だったガンの死亡者数は、1999年には29万人を超え、この20年間で2倍近くに増えています。
日本人のガンといえば、つい最近まで胃ガンがその代表と考えられてきましたが、現在、死亡者数が最も多いのは肺ガンとなり、以下胃ガン、大腸ガン(直腸ガンと結腸ガン)と続いています。
この三大ガンの合計はすべてのガンの半分近くに達します。
とくに、胃ガンの死亡者数は減少傾向になりますが、大腸ガンと肺ガンは増加傾向にありますので、大腸ガンの死亡者数が胃ガンのそれを上回るのは、もはや時間の問題でであると予測されます。
大腸ガンによる死亡者数がこの四〇年で八倍と急増している事実を冷静に見つめ、なぜ大腸ガンがこれほどハイペースで増えているのか、そしてどうすれば大腸ガンで死なずにすむのかを考えていきましょう。