その便秘こそ大腸ガンの黄信号 最新の研究によると、大腸ポリープの中でも、通常の盛り上がるタイプでなく、平坦型のもののほうがガン化しやすいことがわかってきています。この「平坦型ポリープ」というのは盛り上がっていないし、逆に少しへこんでいるような場合もあるので、まず発見が難しい。また、発見できたとしても盛り上がっていないので、ポリペクトミーで切除するにも高度な技術が必要になります。つまり、ポリープ切除に先立って、平坦型ポリープの部分に食塩水を注射し、ふつうのポリープの様な形に盛り上げておく必要があります。この行程の分難しくなります。
2章 大腸ガンではぜったい死なない
(1)大腸ガンを100%予防する
ともかく、この平坦型ポリープの登場で、ますます経験と高度な技術が求められるようになっています。
ただし、ポリペクトミーも万能ではありません。
ガンが粘膜にとどまる間は大丈夫ですが、粘膜より下に深く潜っていくととれなくなります。無理をすると、腸に穴を開けたり、取り残して再発する可能性があるからです。
粘膜の下にガン細胞が多く入っているかどうかは、外から見ただけでは分からないことがあります。そういうときには、粘膜の下に食塩水を注射してみて、盛り上がるかどうかを見ます。うまく盛り上がれば、粘膜にとどまることを意味し、内視鏡で切り取れます。
それより深く入ったガンは、やっぱり開腹手術する事になります。微妙なケースで、だけど内視鏡で取るには危険と判断してあきらめるときには、もう少し早かったらと残念でなりません。